sugisaku-jp.com | 10.0%割引 井川メンパ　未使用品

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静岡県指定郷土工芸品

井川メンパ


●井川メンパの由来

大井川の上流、静岡県の最北端で静岡市より60キロの所に山里井川があります。現在は　井川ダム、畑薙ダムの建設により、ダムの井川となり発電所、又、県民の森等、観光地として一躍新時代の脚光を浴びております。
しかし、この井川を省りみると山村僻地の為　林業が主で椎茸·わさび·本山茶等を作って生計を営む貧しい山村にすぎませんでした。
この貧しい生活の知恵から生まれたものと思われるのが　井川メンパ　であります。
今日こそ民芸品として広く愛用されておりますが、この井川メンパの文献をみると紀元１７６０年徳川中期に山仕事、農仕事に働く人等の弁当入れ又、水入れとして工夫されたものです。製造工程は、むずかしく桧物師ら専門職人によって作られた　その技術が引き継がれて今日におよんで居ります。
井川メンパとは、天然の桧の中より良質の柾目を薄板にし丸く曲げ重ねた所を桜の皮にて縫い合わせ底板を切り込み底の取付漆には、特に気を使い特種漆にて取付けます。これに柿渋下地を数回塗り天然漆塗り仕上げとしてあります。
主に丸型ですが、工夫改良されて角型·小判型·大型のジキロー（おひつ）三ツ重ね·お重等も作られる様になりました。文化に恵まれた生活の中で二百年以前より伝わる手工業製法にて作り上げた　この手作りの味覚を多くの皆様に御好評を頂き静岡の特産工芸品として広く皆様の御愛用の程お願い申し上げます。
　
青木工芸社
五代目　望月良秋



素材...木

種類...大人用弁当箱

直径…１４センチ
高さ…６センチ

#井川メンパ